2003.08.13

飯田線に乗る

恒例の夏の乗り鉄旅行・・・色々悩んだあげく。信州の偉大なローカル線、飯田線に乗ることにした。 岡谷で一泊して、翌日は2001年夏に行った碓氷峠を再度訪れてみよう、 そして前は行かなかった峠名物の旧線レンガ橋(碓氷第3橋梁)までハイキングをしよう・・・と計画をたてた。が、 結果的にあとの行程は大幅変更せざるをえなくなってしまった・・・。なぜかは本文を・・・。

8/13 7:31新大阪を例の韋駄天列車・新快速で出発。先頭の窓に陣取り130km/hの迫力にひたりながら米原へ。 8:50米原着。すぐに岐阜行きの電車に乗り換える。例によって超満員である。
新快速は12両、JR東海のこの電車は4両編成。米原~大垣間は東海道線の隘路で、列車本数も少なく、編成も短い。 このため繁忙期はものすごく混む・・・なんとかならないもんだろうかネ・・・。
大垣から豊橋行の快速が出ているが、そのまま岐阜まで乗りとおして岐阜でこの快速を待つことにする。
大垣は混む上、目的の快速は向かい側のホームから出るため階段を上り下りしなければならない。
岐阜ならホームが広い上、同じホームに快速が着く・・・。こんなことするのは歳をとった証拠かな・・・。
やってきた快速は大垣からの客で満員で座れなかったが、名古屋でかなりの客が降りるから座れるはず・・・と予想していたが、 果たしてその通りになった。10:54豊橋着。本命・飯田線の電車は11:43発、本長篠行である。1時間の待ち時間を利用してブランチとしよう・・・駅を出る。どこかで食事をと店をさがすが、どこにでもあるような店ばかりで興ざめして駅に戻り、構内のラーメン屋で台湾ラーメンというピリ辛ラーメンを食べる。500円也。
11:43時間通り未乗線区の飯田線に入る。実は13:43に乗れば、終点の岡谷まで乗りとおすことができるのだが、 岡谷着が19:54。実に8時間弱乗りつづけることになる。いかに乗り鉄趣味といえども、これは御免蒙りたい。 結果的に途中でこの電車を拾うことになるのだけど、早めに出て、途中下車したりして、バリエーションを楽しみたい。

飯田線はもと4つの私鉄(豊川鉄道・鳳来寺鉄道・三信鉄道・伊那電気鉄道)がつながってできた線で昭和18年戦時体制の中、 国鉄に一括買収され国鉄飯田線となったものである。
全長(豊橋~辰野)195.8kmの長大ローカル線で、特徴は山岳路線であること、駅の数が94もありローカル線としては 駅数がべらぼうに多いこと。駅間距離は平均2.1kmと都会の地下鉄なみである。 これももと別々の私鉄という事情によるものだと思う。
僕の乗った電車の終点・本長篠までは豊橋までの通勤圏で車窓は平凡・列車本数も比較的多い。 平井信号場までは名鉄本線と線路を共用している。このため豊橋では、名鉄とJRの電車が同一ホームに入ってくる。 日本3大稲荷・豊川稲荷がある豊川から先は単線となりローカル線の風情がでてくる。

一時間で本長篠着。信長と武田信玄が戦った、設楽原古戦場、長篠城跡など史跡の多い所である。
ここから、中部天竜まで18きっぷの旅を中断、特急「ワイドビュー伊那路」に乗ることにする。13:15発。 実は13時台はこの列車しかないのだ。次の鈍行は14:39。先に述べた13:43豊橋発の電車である。

本長篠に到着する特急「伊那路」
13時台唯一の電車です。

13:15「伊那路」に乗る。車両は373系、「ムーンライトながら」と共通運用されている車両である。 さすがに特急に乗ると車内の雰囲気が違ってくる。家族連れの観光客で満員である。一番後ろのデッキにたつ。 向かい側に中年のカップルがいる。肩を抱き合ったりいちゃいちゃ・・・不倫のカップルと見た・・・湯谷温泉で下車するようだ。
13:22湯谷温泉着、例のカップルが降り、ついでに席も空いたので座る。この辺から三河から伊那となりにわかに山深くなり、 列車は宇連川(うれがわ)沿いを走る。この川、川底がまっ平らな岩盤でできていて、別名、板敷川ともよばれている。 飯田線の白眉の一つだそうな。この川が望めるのは飯田方面に向かって右側の車窓で、僕の座っているのは左側・・・ だから見えなかったけど・・・。

13:48中部天竜着。ここからバスで約5分程山奥に入ったところに佐久間ダムがある。
この駅の構内に佐久間レールパークがあり、飯田線を走った貴重な車両が展示されている。保存状態は良い。
実は、ここに来るのが飯田線乗車の楽しみの一つだった。
この駅から、豊橋までの間、トロッコファミリー号というイベント列車が走っている。牽引するのは、 EF58または大正生まれのEL、ED18。その列車を見送り(今回はEF58が牽引していた)、 15:40岡谷行に乗る。ここから大嵐(おおそれ)までは水窪川にそって走る。 佐久間ダム建設のため昭和30年に敷設された新線である。大原トンネル(飯田線最長:5,062m)抜けると天竜川が現れ、 以後飯田線は天竜川に沿って走る。(くどいようだが、例の13:43豊橋発飯田線直通列車である。)


ここから天竜峡まで飯田線最大の見所がつづく。線路は崖にへばりつくように走り、左車窓は、満々と水をたたえた天竜川である。湖のうように川幅が広く一杯に水をたたえている。短いトンネル、急カーブ、そして駅が連続する。駅は相変わらず2kmくらいの間隔であるのだが、どの駅も近辺に民家がまったくみえず、一体誰が乗り降りするのかわからないような無人駅ばかりだ。左は天竜川、右は断崖絶壁。すごいところを列車ははしる。絶景の連続だ。乗って良かった・・・・。

トロッコファミリー号
EF58・122号機が牽引。
貴重な旧型電機の現役です。


佐久間レールパークに展示保存されている
流線型電車モハ52
京阪神を走っていた当時の塗装・形態に復元されています。
この電車、京阪神を走る新快速の元祖とも言える車輌です。
「流電」として親しまれていました


左側の車窓。
満々と水をたたえた天竜川が足元まで広がります。


山の中の小和田駅。
ここからカップルが一組乗車してきました。
どこからきたんやろ?


あまりこんな感じの駅が多くて駅名は忘れましたが、
いったい誰が利用するんでしょう。付近に民家は全くありません。

列車は、天竜峡に着く。ここから車窓は一変する。突然視野が開け、広々とした伊那盆地に出たのだ。 盆地には高い建物がほとんどなく、列車は天竜川の小高い河岸段丘の上を走るのですばらしい眺望である。 右の車窓には、南アルプスの山々が青黒くかすんで見える。雲が低くてよく見えなかったのは残念ではあったが。
リンゴ畑が多い。青森~弘前間の一面のリンゴ畑に比べると規模は小さいが、長野はリンゴの名産地を実感する。 小さな実をつけている木もあった。

日が暮れてきた。少し眠くなってきた・・・しばしまどろむ。目が覚めたらあたりは真っ暗。19:54岡谷着。 ものすごく涼しい。寒いくらいだ。
駅近くの「岡谷ホテル」に投宿。すぐ横にお馴染みの居酒屋があったのでそこに入る。 信州出身の人には悪いが、食べ物には全く期待してなかったので、せっかく遠くまできてどこにでもある居酒屋に入ることに こだわりはなかったね。(ちなみに居酒屋の屋号は「養老の瀧」でした・・・・)
ホテルの最上階には展望風呂があり、そこでゆっくり羽をのばし、23:00就寝。明日は、長野へ出て、 新幹線で軽井沢・そして、一昨年の夏に行った横川へ行くつもりである・・・だった。



明けて、8/14。天気は雨・・・。雨は昨日の天気予報で覚悟していたのだが、朝のテレビの天気予報でびっくり。 雨は一日降り続くのは覚悟の上だったが、気温が低すぎる。軽井沢の予想最高気温が17℃!!・・・真夏である。 ポロシャツ一枚では寒すぎる。この気温にびびって予定変更。ついでに日程も一日短縮。長野から直江津に出て、北陸線で帰ることにした。碓氷峠には未練が残るが仕方がない・・・。第一目標の飯田線を完乗したことで自分を納得させ、ホテルを7:00過ぎに出発。岡谷は太鼓祭りの真っ最中で今日がクライマックスなのだが雨は本降り・・・気の毒に・・・。
外へ出ると、寒い~~。気温は18℃位か・・・何度も言うが真夏である。真夏にこんな気温初めての体験だ。
駅で信州ソバの朝食を摂り、7:37発の長野行きに乗る。9:18長野着。 次に乗る電車は10:33発「妙高1号」直江津行きである。愛称がついているが優等列車ではない。各駅停車である。
鉄道マニアの中でもファンの多い長野電鉄に乗ってみようかとも思って地下駅にいってみたが、時間のめぐり合わせが悪く断念する。 駅前のドトール・コーヒーでしばし休息タイム。
10:10頃駅に戻る。「妙高1号」は既に入線していた。
列車は「あさま」カラーの189系特急車両。かつて、碓氷の主EF63と協調運転で峠の難所に挑んでいた特急「あさま」 そのものである。うまいオチがついたもんだ・・・と一人ごちる・・・。


普通列車「妙高1号」。元特急「あさま」です。
カラーもそのまま。乗り得電車です。

直江津12:12着。ここからはひたすら大阪を目指す。2002年の冬に通ったルートをそのままなぞるだけなので、 特に記すこともない。海はおだやか、雨もさほどひどくない。以前は大雪の影響で富山でダイヤが大混乱していたが、 今回はそんなこともなく、富山15:35発、福井18:16着18:18発、敦賀19:10着と淡々と過ごす。 何事もなく旅行が終わる筈だった。

敦賀で夕食を摂り、20:00発のサンダーバードで帰ろうと駅へ戻ってびっくり・・・。
事故で列車が止まっていた!僕の旅行はよくこういうのに遭遇する。なんでも、東海道線・茨木~千里丘間で人身事故があり、 列車ダイヤが滅茶苦茶になっているそうだ。
特急に乗る気が失せて、おとなしく20:37発の長浜行を待つことにする。これは定刻通り発車する。
21:21長浜着。予想はしていたが21:25発の新快速は来ていなかった。 駅のアナウンスによると到着の目処はたっていないとのこと。新快速は全面ストップしているそうだ。
あくまで想像なのだが、東海道線は、京都から西が複々線になっていて、内側2本が緩行線、外側2本が高速線となっていて、 新快速は外側の線を走る。どうやら外側線が不通になっているようだ。
結局、最終の敦賀発米原行まで待たされることになり、22:20米原着。米原発の快速で帰る。 予定より1時間半程遅れて、0:10頃新大阪着。18きっぷの有効期限切れの時間であるが、大阪近郊は通勤電車の最終まで有効なので心配はいらない・・・。もっとも列車が遅れたのだから、そのまま通用するはずやけどね。
2:30家に着く・・・。大阪も涼しかった。
新大阪


豊橋

(飯田線)
船町・ふなまち

下地・しもじ

小坂井・こさかい

牛久保・うしくぼ

豊川・とよかわ

三河一宮・みかわいちのみや

長山・ながやま

江島・えじま

東上・とうじょう

野田城・のだじょう

新城・しんしろ

東新町・ひがししんまち

茶臼山・ちゃうすやま

三河東郷・みかわとうごう

大海・おおみ

鳥居・とりい

長篠城・ながしのじょう

本長篠・ほんながしの

三河大野・みかわおおの

湯谷温泉・ゆやおんせん

三河槙原・みかわまきはら

柿平・かきだいら

三河川合・みかわかわい

池場・いけば

東栄・とうえい

出馬・いずんま

上市場・かみいちば

浦川・うらかわ

早瀬・はやせ

下川合・しもかわい

中部天竜・ちゅうぶてんりゅう

佐久間・さくま

相月・あいづき

城西・しろにし

向市場・むかいちば

水窪・みさくぼ

大嵐・おおぞれ

小和田・こわだ

中井侍・なかいさむらい

伊那小沢・いなこざわ

鶯巣・うぐす

平岡・ひらおか

為栗・してぐり
温田・ぬくた

田本・たもと

門島・かどしま

唐笠・からかさ

金野・きんの

千代・ちよ

天竜峡・てんりゅうきょう

川路・かわじ

時又・ときまた

駄科・だしな

毛賀・けが

伊那八幡・いなやわた

下山村・しもやまむら

鼎・かなえ

切石・きりいし

飯田・いいだ

桜町・さくらまち

伊那上郷・いなかみさと ↓
元善光寺・もとぜんこうじ

下市田・しもいちだ

市田・いちだ

下平・しもだいら

山吹・やまぶき

伊那大島・いなおおしま

上片桐・かみかたぎり

伊那田島・いなたじま

高遠原・たかとおばら

七久保・ななくぼ

伊那本郷・いなほんごう

飯島・いいじま

田切・たぎり

伊那福岡・いなふくおか

小町屋・こまちや

駒ヶ根・こまがね

大田切・おおたぎり

宮田・みやだ

赤木・あかぎ

沢渡・さわんど

下島・しもじま

伊那市・いなし

伊那北・いなきた

田畑・たばた

北殿・きたとの

木ノ下・きのした

伊那松島・いなまつしま

沢・さわ

羽場・はば

伊那新町・いなしんまち

宮木・みやき

辰野・たつの

川岸・かわぎし

岡谷・おかや

(中央本線)
みどり湖

塩尻・しおじり

(篠ノ井線)
塩尻

広丘・ひろおか

村井・むらい

南松本・みなみまつもと

松本・まつもと

田沢・たざわ

明科・あかしな

西条・にしじょう

坂北・さかきた

聖高原・ひじりこうげん

冠着・かむりき

姨捨・おばすて

稲荷山・いなりやま

篠ノ井・しののい

(信越本線)
今井・いまい

川中島・かわなかじま

安茂里・あもり

長野・ながの

北長野・きたながの

三才・さんさい

豊野。とよの

牟礼・むれ

古間・ふるま

黒姫・くろひめ

妙高高原・みょうこうこうげん ↓
関山・せきやま

二本木・にほんぎ

新井・あらい

北新井・きたあらい

脇野田・わきのだ

南高田・みなみたかだ

高田・たかだ

春日山・かすがやま

直江津・なおえつ