2002.01.13
近場を一周・・・Part2 18きっぷ、5回目はJR芦屋駅からスタート。
この駅の北側にラポルテというショッピングセンターがある。その一角に外国の鉄道模型専門店「Modellbahn(モデルバーン)」 がある。珍しい外国製の鉄道模型が大量にディスプレイされていて見ているだけで楽しい。 そこで目をつけていたスイス製ELをGetすべく行った。
その時、ふと考えた。どうせJRに乗るんだったら1日で回れる乗り鉄をやってみよう・・・。 それで、JR芦屋起点と相成ったのである。
前々から目障りだった路線がある。JR東西線・片町線、桜井線、和歌山線の3つ。 別にJR全線完乗を目指しているわけではないのだが、まあ、今後ともまず乗る事もないであろう地味な路線なので ちょうどいい機会だ。
ということで、芦屋から尼崎へ移動、12:22東西線木津行きに乗る。東西線はJR東海道線の南側にバイパスとして 敷設された新線で、尼崎を出た後、地下に潜り、大阪キタの中心部を通り京橋で学研都市線(片町線)と接続する。 未乗区間は北新地~京橋、四条畷~木津間。
この線は大阪東部から京都南部に至る線で、町工場、住宅地、農地と平凡な風景が広がる路線。はっきり言って退屈。 沿線の有名地といえば、浄瑠璃で有名な野崎観音「慈眼寺」、足利氏と楠正成の合戦場飯盛城址くらいなもの。
13:35木津着。関西線と奈良線の分岐駅である。13:39奈良行きに乗り13:43奈良着。 次の桜井線経由和歌山行きは14:41。約1時間の待ち時間を利用して市街へ。久しぶりの奈良。 実は僕は10年程前ここに住んでいた。だから勝手知ったる所である。
僕は、奈良や京都などの古刹をめぐるのが好きな方で、当時は車で休みになったらお寺巡りをしていもんだ。
今日は残念ながらお寺をめぐる時間はない。JR奈良駅近くのお寺といえば、奈良公園内の興福寺位しかない。 風情のある奈良の駅舎の写真を撮り、観光客で一杯の三条通りを散策して駅に戻る。

JR芦屋駅

外国鉄道模型店・モデルバーン

五重塔がモチーフの奈良駅舎
今日は、柔らかな陽射しが暖かく穏やかな日で気持ちが良い。
14:41和歌山行きに乗る。和歌山到着は17:37。約3時間の長丁場である。桜井線は奈良盆地の東側を走る。 京終(きょうばて)、帯解(おびとけ)、櫟本(いちのもと)と由緒ありげな難読駅名が並ぶ。 天理教本部のある、天理駅 には大きなヤードがある。天理教の大祭の際ここに臨時列車の客車が並ぶそうな。
ここを過ぎるとあたりは古墳だらけ。やがて有名な三輪明神を擁する三輪駅、さらに進むと 大和三山(香久山、畝傍山、耳成山・・・そう教えられなければわからい小さな丘だけど・・・)が見えてくる。 程なくして高田駅。
高田の手前、金橋から乗ってきた60代位の夫婦とその娘さん。大阪に行くつもりらしいのだが降りない。 高田駅のホームの一方にはJR難波行き快速が止まっている。この家族、その電車に乗るどうかもめている。 親父さんは、その電車に乗った方がいいと思っているらしいけど、奥さんや娘さんは、なぜかこのままでいいと言っている。 結局、旦那さんが折れてそのまま座っている。どこの家族も女は強い。
列車は彼らが思っていた方向と違う方向へ動きだした。 桜井線は、高田からスイッチバックのように今きた線路を戻って和歌山線に入る。
教えてやれば良かったんだけど、僕もはじめて知ったことだし自信もなかったから、だまって見ていた・・・ちょっぴり後ろめたい。
結局この家族、次の大和新庄で降りていったが、高田行きの列車とは20分くらい走った吉野口まで出会わなかった・・・気の毒に・・・まあ今日は、真冬とは信じられないくらい暖かかったのが救いかな・・・。
和歌山線は吉野口を過ぎると山間に入っていく。やがて北宇智に着く。ここで面白い体験をした。 この駅はスイッチバック駅なのだ。駅の先端は行き止まりである。電車は出発時、まず100mほどバックして本線に入る。
スイッチバックは、急勾配路線の間に駅を設けるときに採用される方法で、本線から平坦にならした土地に線路を導き そこに駅を作る。勾配の途中に駅を作ってしまったら、そこにとまった列車は発進が難しくなるためである。 もっとも、これは非力な蒸気機関車時代の名残で、いまのパワフルな電車ではあまり意味のない設備である。 実際、JR西日本の電化区間では、ここが唯一らしい。
何れにせよ、珍しい体験をした・・・それがどうした?といわれればそれまでだが・・・。
五条駅で、中学生らしい3人が乗り込んできた。車掌が車内検札に来た。この3人、子供料金で乗ってきたらしい。 車掌に咎められている。この車掌誘導尋問がうまく、何年生まれか聞いた。この子供たちの1人が答えた。 即座に「昭和生まれの小学生は今はもういないの。今は平成14年でしょ。」子供たちはぐうの音も出ない。 結局、きっぷは没収、さらに3倍の運賃を取られるはめに・・・気の毒に。でも、不正乗車はいけないヨ。
昭和生まれの小学生はもういない・・・。歳とる筈だわ・・・。
橋本駅で13分停車。ホームに出て一服。気分転換に違う座席に座る。そこへ件の車掌。 南海電車から乗り換え組の検札をやっている。僕の前の座席に茶髪の今時のワルがき風の子が・・・。 この子が車掌に「××まで」とお金を差し出す。
車掌、「南海のきっぷ見せてください」 少年、「ほった」 車掌「ほった?きっぷは有価証券、改札をでるまでは棄ててはいけない。買い直してきて。」 少年「ざけんなよ!」毒づいて、電車を降りきっぷを買いに・・・。
この車掌(30前位かな?)厳しい。

橋本駅にて

夕陽が沈む
このあと列車内はどうということもなく、退屈な時間が過ぎる・・・。17:37定刻和歌山着。 17:39紀州路快速で大阪へ。冬の18きっぷを使い終えた。
(東西線)
尼崎・あまがさき
↓
加島・かじま
↓
御幣島・みてじま
↓
海老江・えびえ
↓
新福島・しんふくしま
↓
北新地・きたしんち
↓
大阪天満宮
おおさかてんまぐう
↓
大阪城北詰
おおさかじょうきたづめ
↓
京橋・きょうばし
(片町線)
鴫野・しぎの
↓
放出・はなてん
↓
徳庵・とくあん
↓
鴻池新田
こうのいけしんでん
↓
住道・すみのどう
↓
野崎・のざき
↓
四条畷・しじょうなわて
↓
忍ヶ丘・しのぶがおか
↓
東寝屋川
ひがしねやがわ
↓
星田・ほしだ
↓
河内磐船
かわちいわふね
↓
藤阪・ふじさか
↓
長尾・ながお
↓
松井山手・まついやまて
↓
大住・おおすみ
↓
京田辺・きょうたなべ
↓
同志社前
どうししゃまえ
↓
JR三山木
じぇいあーるみやまき
↓
下狛・しもこま
↓
祝園・ほうその
↓
西木津・にしきづ
↓
木津・きづ
(奈良線)
↓
平城山・ならやま
↓
奈良・なら
(桜井線)
↓
京終・きょうばて
↓
帯解・おびとけ
↓
櫟本・いちのもと
↓
天理・てんり
↓
長柄・ながら
↓
柳本・やなぎもと
↓
巻向・まきむく
↓
三輪・みわ
↓
桜井・さくらい
↓
香久山・かぐやま
↓
畝傍・うねび
↓
金橋・かなはし
↓
高田・たかだ
(和歌山線)
大和新庄
やまとしんじょう
↓
御所・ごせ
↓
玉手・たまで
↓
掖上・わきがみ
↓
吉野口・よしのぐち
↓
北宇智・きたうち
↓
五条・ごじょう
↓
大和二見・
やまとふたみ
↓
隅田・すみだ
↓
下兵庫・しもひょうご
↓
橋本・はしもと
↓
紀伊山田・きいやまだ
↓
高野口・こうやぐち
↓
中飯降・なかいぶり
↓
妙寺・みょうじ
↓
大谷・おおたに
↓
笠田・かせだ
↓
西笠田・にしかせだ
↓
名手・なて
↓
粉河・こかわ
↓
紀伊長田・きいながた
↓
打田・うちた
↓
下井阪・しもいさか
↓
岩出・いわで
↓
船戸・ふなと
↓
紀伊小倉・きいおぐら
↓
布施屋・ほしや
↓
千旦・せんだ
↓
田井ノ瀬・たいのせ
↓
近場を一周・・・Part2 18きっぷ、5回目はJR芦屋駅からスタート。
この駅の北側にラポルテというショッピングセンターがある。その一角に外国の鉄道模型専門店「Modellbahn(モデルバーン)」 がある。珍しい外国製の鉄道模型が大量にディスプレイされていて見ているだけで楽しい。 そこで目をつけていたスイス製ELをGetすべく行った。
その時、ふと考えた。どうせJRに乗るんだったら1日で回れる乗り鉄をやってみよう・・・。 それで、JR芦屋起点と相成ったのである。
前々から目障りだった路線がある。JR東西線・片町線、桜井線、和歌山線の3つ。 別にJR全線完乗を目指しているわけではないのだが、まあ、今後ともまず乗る事もないであろう地味な路線なので ちょうどいい機会だ。
ということで、芦屋から尼崎へ移動、12:22東西線木津行きに乗る。東西線はJR東海道線の南側にバイパスとして 敷設された新線で、尼崎を出た後、地下に潜り、大阪キタの中心部を通り京橋で学研都市線(片町線)と接続する。 未乗区間は北新地~京橋、四条畷~木津間。
この線は大阪東部から京都南部に至る線で、町工場、住宅地、農地と平凡な風景が広がる路線。はっきり言って退屈。 沿線の有名地といえば、浄瑠璃で有名な野崎観音「慈眼寺」、足利氏と楠正成の合戦場飯盛城址くらいなもの。
13:35木津着。関西線と奈良線の分岐駅である。13:39奈良行きに乗り13:43奈良着。 次の桜井線経由和歌山行きは14:41。約1時間の待ち時間を利用して市街へ。久しぶりの奈良。 実は僕は10年程前ここに住んでいた。だから勝手知ったる所である。
僕は、奈良や京都などの古刹をめぐるのが好きな方で、当時は車で休みになったらお寺巡りをしていもんだ。
今日は残念ながらお寺をめぐる時間はない。JR奈良駅近くのお寺といえば、奈良公園内の興福寺位しかない。 風情のある奈良の駅舎の写真を撮り、観光客で一杯の三条通りを散策して駅に戻る。
JR芦屋駅
外国鉄道模型店・モデルバーン
五重塔がモチーフの奈良駅舎
今日は、柔らかな陽射しが暖かく穏やかな日で気持ちが良い。
14:41和歌山行きに乗る。和歌山到着は17:37。約3時間の長丁場である。桜井線は奈良盆地の東側を走る。 京終(きょうばて)、帯解(おびとけ)、櫟本(いちのもと)と由緒ありげな難読駅名が並ぶ。 天理教本部のある、天理駅 には大きなヤードがある。天理教の大祭の際ここに臨時列車の客車が並ぶそうな。
ここを過ぎるとあたりは古墳だらけ。やがて有名な三輪明神を擁する三輪駅、さらに進むと 大和三山(香久山、畝傍山、耳成山・・・そう教えられなければわからい小さな丘だけど・・・)が見えてくる。 程なくして高田駅。
高田の手前、金橋から乗ってきた60代位の夫婦とその娘さん。大阪に行くつもりらしいのだが降りない。 高田駅のホームの一方にはJR難波行き快速が止まっている。この家族、その電車に乗るどうかもめている。 親父さんは、その電車に乗った方がいいと思っているらしいけど、奥さんや娘さんは、なぜかこのままでいいと言っている。 結局、旦那さんが折れてそのまま座っている。どこの家族も女は強い。
列車は彼らが思っていた方向と違う方向へ動きだした。 桜井線は、高田からスイッチバックのように今きた線路を戻って和歌山線に入る。
教えてやれば良かったんだけど、僕もはじめて知ったことだし自信もなかったから、だまって見ていた・・・ちょっぴり後ろめたい。
結局この家族、次の大和新庄で降りていったが、高田行きの列車とは20分くらい走った吉野口まで出会わなかった・・・気の毒に・・・まあ今日は、真冬とは信じられないくらい暖かかったのが救いかな・・・。
和歌山線は吉野口を過ぎると山間に入っていく。やがて北宇智に着く。ここで面白い体験をした。 この駅はスイッチバック駅なのだ。駅の先端は行き止まりである。電車は出発時、まず100mほどバックして本線に入る。
スイッチバックは、急勾配路線の間に駅を設けるときに採用される方法で、本線から平坦にならした土地に線路を導き そこに駅を作る。勾配の途中に駅を作ってしまったら、そこにとまった列車は発進が難しくなるためである。 もっとも、これは非力な蒸気機関車時代の名残で、いまのパワフルな電車ではあまり意味のない設備である。 実際、JR西日本の電化区間では、ここが唯一らしい。
何れにせよ、珍しい体験をした・・・それがどうした?といわれればそれまでだが・・・。
五条駅で、中学生らしい3人が乗り込んできた。車掌が車内検札に来た。この3人、子供料金で乗ってきたらしい。 車掌に咎められている。この車掌誘導尋問がうまく、何年生まれか聞いた。この子供たちの1人が答えた。 即座に「昭和生まれの小学生は今はもういないの。今は平成14年でしょ。」子供たちはぐうの音も出ない。 結局、きっぷは没収、さらに3倍の運賃を取られるはめに・・・気の毒に。でも、不正乗車はいけないヨ。
昭和生まれの小学生はもういない・・・。歳とる筈だわ・・・。
橋本駅で13分停車。ホームに出て一服。気分転換に違う座席に座る。そこへ件の車掌。 南海電車から乗り換え組の検札をやっている。僕の前の座席に茶髪の今時のワルがき風の子が・・・。 この子が車掌に「××まで」とお金を差し出す。
車掌、「南海のきっぷ見せてください」 少年、「ほった」 車掌「ほった?きっぷは有価証券、改札をでるまでは棄ててはいけない。買い直してきて。」 少年「ざけんなよ!」毒づいて、電車を降りきっぷを買いに・・・。
この車掌(30前位かな?)厳しい。
橋本駅にて
夕陽が沈む
このあと列車内はどうということもなく、退屈な時間が過ぎる・・・。17:37定刻和歌山着。 17:39紀州路快速で大阪へ。冬の18きっぷを使い終えた。
(東西線)
尼崎・あまがさき
↓
加島・かじま
↓
御幣島・みてじま
↓
海老江・えびえ
↓
新福島・しんふくしま
↓
北新地・きたしんち
↓
大阪天満宮
おおさかてんまぐう
↓
大阪城北詰
おおさかじょうきたづめ
↓
京橋・きょうばし
(片町線)
鴫野・しぎの
↓
放出・はなてん
↓
徳庵・とくあん
↓
鴻池新田
こうのいけしんでん
↓
住道・すみのどう
↓
野崎・のざき
↓
四条畷・しじょうなわて
↓
忍ヶ丘・しのぶがおか
↓
東寝屋川
ひがしねやがわ
↓
星田・ほしだ
↓
河内磐船
かわちいわふね
↓
藤阪・ふじさか
↓
長尾・ながお
↓
松井山手・まついやまて
↓
大住・おおすみ
↓
京田辺・きょうたなべ
↓
同志社前
どうししゃまえ
↓
JR三山木
じぇいあーるみやまき
↓
下狛・しもこま
↓
祝園・ほうその
↓
西木津・にしきづ
↓
木津・きづ
(奈良線)
↓
平城山・ならやま
↓
奈良・なら
(桜井線)
↓
京終・きょうばて
↓
帯解・おびとけ
↓
櫟本・いちのもと
↓
天理・てんり
↓
長柄・ながら
↓
柳本・やなぎもと
↓
巻向・まきむく
↓
三輪・みわ
↓
桜井・さくらい
↓
香久山・かぐやま
↓
畝傍・うねび
↓
金橋・かなはし
↓
高田・たかだ
大和新庄
やまとしんじょう
↓
御所・ごせ
↓
玉手・たまで
↓
掖上・わきがみ
↓
吉野口・よしのぐち
↓
北宇智・きたうち
↓
五条・ごじょう
↓
大和二見・
やまとふたみ
↓
隅田・すみだ
↓
下兵庫・しもひょうご
↓
橋本・はしもと
↓
紀伊山田・きいやまだ
↓
高野口・こうやぐち
↓
中飯降・なかいぶり
↓
妙寺・みょうじ
↓
大谷・おおたに
↓
笠田・かせだ
↓
西笠田・にしかせだ
↓
名手・なて
↓
粉河・こかわ
↓
紀伊長田・きいながた
↓
打田・うちた
↓
下井阪・しもいさか
↓
岩出・いわで
↓
船戸・ふなと
↓
紀伊小倉・きいおぐら
↓
布施屋・ほしや
↓
千旦・せんだ
↓
田井ノ瀬・たいのせ
↓