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2003.06.01 城北公園 菖蒲園

季節感のなくなった現代・・・・。そんな中で花々だけは、季節季節の移ろいを確実に僕らに伝えてくれる・・・。
ということで、6/1日曜日、大阪市北部の淀川沿いにある城北公園に行って来た。
ここに大きな菖蒲園がある。5月下旬から6月下旬まで花菖蒲が美しく咲き乱れる。
(なんかこのページ、雑記帳ならぬ花暦のページになってきた・・・。)

今まで知らなかったんだけど、花菖蒲は日本固有のアヤメ科の植物だそうだ。
江戸時代に原種の野花菖蒲が江戸、伊勢松阪、肥後(熊本)で改良され美しい園芸種が作出され現在にいたっているそうだ。
この菖蒲園にはこれらのさまざまな花菖蒲が美を競っている。
約250品種13,000株が園内にあるそうな・・・。

それぞれの種には、典雅な名前がつけられており日本情緒たっぷりである。
僕は、ランが好きなのはこのコラムで何度も紹介しているが、このような和の花にもまた違った良さがあったね・・・。

ということで、花菖蒲について薀蓄を一発。俄仕込みの知識で。
先にも言ったように花菖蒲の園芸種には3つの大きな系統がある。
江戸系、伊勢系、肥後系の3つで、それぞれの特徴は次のとおり。

江戸系:葉先より花が抜き出て咲く。品種も多く、一般によく栽培されている品種。主な種 村雨、猿踊、小町娘

伊勢系:花が葉先に見え隠れして咲く。淡色が多く花姿がやさしい。
 主な種:白雪、涼風、遠見桜

肥後系:大輪で豪華。肥後の細川家を中心に改良がなされた。花色は濃い。
 主な種:児化粧、業平、百夜叉

他に、長井古種系、原種も城北公園では栽培されている。栽培種もいいが、僕としては清楚な原種に惹かれたね。花姿は小さいが濃い紫の「蘇我」が印象に残った。

城北公園・花菖蒲園 公開 6月22日まで 入園料 200円
交通アクセス:大阪駅(梅田)から市バス 34号系統 守口車庫行き 城北公園下車 所要時間:20分


(花菖蒲ギャラリー)
城北菖蒲園
珍しい黄色の花菖蒲
肥後系の
「金鶏」
こんな純日本風の展示もありました。

緋毛氈、金屏風との対比が鮮やか



2003.06.05 B.ディグビアナが咲いた!

今年の1月松坂屋ラン展で買った、ブラッサボラ・ディグビアナが見事に咲いた!
この花は、写真で見ればわかるように唇弁(リップ)の細かい切れ込みに特徴がある。
この属はカトレヤの近縁属なのだが、夜行性の虫を花粉の媒介主としているためか色は全て緑がかった白。
ゴージャズなカトレヤの近縁属としては地味な花である。この属のもう一つの特徴は強い芳香。夜、甘い香りを放って虫をおびき寄せるのだ。
僕の家でも、リビング一杯に、上品な香水のような香りが広がっていて心地よい。

ブラッサボラ属のうち、ディグビアナという種は、カトレヤのリップに細かいフリルをつけるための交配親として重要視されている。
花屋さんで売られているカトレヤは、ゴージャスさを強調するために、ブラッサボラ(ディグビアナ)とカトレヤの交配種が多い。
機会があれば、鉢に差し込まれているラベルを確認してみるといい。たいがい、BC.”XXXX" とか BLC.”XXXX"とか書かれている筈である。**ちなみに BCはブラソカトレヤの意味で、ブラッサボラとカトレヤの人工交配属、BLCはブラソレリオカトレヤといい、ブラッサボラ、レリア、カトレヤの3代交配属である。
僕の好みから言えば、こんな余計な交配より原種のディグビアナの方がずっといい。間違いなくたくさんの人達の観賞に耐え得ると思う。もっとも、入手は難しいけどね。

ブラッサボラ・ディグビアナは花が咲きにくいといわれ、咲くかどうか不安だったが見事に期待に答えてくれた。夏ごろ咲くかな・・・などと思っていたが、あっけなく咲いてしまった。
新葉からシースが上がってきて、約1ヶ月。とくに2週間位前から急に蕾が成長してきて、あれよあれよとおもうまに花が開いた。パフィオのゆっくりした開花を見慣れている目にはずいぶん早くかんじた。

何れにせよ、大好きな種なのに、実際に見る機会もなく、ほしい、ほしいと思ってたディグビアナ・・・ようやく手にした。
今年はいいことがありそうだ・・・。


**
(ラン科植物は、属名の略称が世界的に決められている。例えば、カトレヤはC.、ブラッサボラはB.、パフィオペディラムは、Paph.、おなじみの胡蝶蘭(ファレノプシス)はPhal.シンビジュームはCym.)

B. digbiyana
いい香りが部屋一杯に
ただよっています。



2003.06.13 スロー トラベル

世の中不景気・・・あくせく働いて、いろいろなものを捨て去ってその挙句、手に入れたものは行き場のない閉塞感・・・
そんな時代の反動なのかどうか、このところスローばやりである。スローライフ、スローフード・・・エトセトラ。
ゆっくり行こう・・・そうしたら今まで見えなかったものも見えてくる・・・。

鉄道旅行にもある。スロートラベル・・・。長距離を特急にも飛行機にも乗らず、ひたすら各駅停車を乗り継ぐ、沿線の各駅に途中下車を繰り返す。

最近読んだ本の中に「各駅下車で行こう!」(カベルナリア吉田 東京書籍)というのがあった。全国に散らばる超ローカルな鉄道の乗り歩き紀行である。
そのローカル線をきままに乗り、途中下車する。ほんの数キロ~数10キロの区間を1日~数日がかりで進むのである。
見知らぬ土地の息吹、人々の営み、景色・・・。著者が撮影した美しい写真ともどもなかなか旅情を誘ってくれるいい本です。
鉄道マニアとしては、ローカル線を走る気動車=ディーゼルカーをひたすら電車と言っているところが、ちと気になったが、まあ、それもよし。
スロートラベル派?の僕としては多いに旅情をそそられたわけであります。

ところで、この本の最後のコラムで、人とカラスの関係を語っている。これが一種の文明批評となって興味深い。
いわゆる都会では、カラスは悪賢くてイヤな鳥・・・害鳥として嫌われている。カラスも人間に対抗する。
ところが、田舎では、人とカラスが共存している。カラス=人間の敵という図式はあてはまらないといったような話であるが、考えてみたら、スローで行こうというスローガンも時間に追われる大都市に住む人間の一方的な思いで、それが日本の全てではない。スローライフが当たり前の地域がいくつもあるのだ・・・。そこでは人々は気軽に挨拶し、遠方からきた人を暖かくもてなす。

そういう「発見の旅」を今年もやってみたいとの思いがますます強くなってきたネ




2003.06.21 瀬野八補機 EF61 200

マイクロエースから地味なモデル、EF61 200が出た。出来はまあまあだが、ELコレクターとしては是非配備したいアイテムである。
実車は山陽本線・瀬野~八本松の上りの一方的な上り坂、通称セノハチ越えで貨物列車の最後尾に連結し、本務機をサポートするための専用補機である。
新性能機2番手の薄幸なELだったEF61とは、全く別者で、EF60初期型から改造されたものである。
老巧化したEF59の置き換え用として77年にEF60初期型8輌が改造された。外観上の特徴は1エンド側に簡易デッキがついたことで、セノハチをクリア後列車を走らせたまま連結を解放するため、ここに係員が乗って連結器をはずすのである。この方式は次のEF67(EF60後期型改造タイプ)まで続けられたが、現在は廃止されている。
性能的に中途半端だったようで、当初EF61とEF60、1~14号機まで改造する予定だったが途中で中断している。活躍期間も短く91年全機廃車されてしまった。

どうも、国鉄にとって61という形式番号は鬼門のようだね・・・。
まあ、それはともかく片側だけににデッキを持つスタイルはよく似たスタイルばかりの新性能機のなかでは異彩を放っているね。
新性能直流ELのNゲージモデルもついに残すところEF67だけになった。これが発売されれば僕のコレクションも完結する。